HUCK FINN LIVE REPORT

1999/7/4(SUN)

[five snatch][SOAK][dead winter forest][STAB-4-REASON][SCRATCH TOMORROW]
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♪Sound
 Title:MAKE ME HAPPY
 lyrics&music:fivesnatch
  ●リアルオーディオVer.5 版以上 STEREO/147KB/57.6sec
  ●SoundVQ版STEREO/563KB/57.6sec

No.1

7/4東京のバンドfive snatchとSOAKのカップリング・CD発売記念LIVEが行われた。地元バンドのサポート企画として、「芸術は爆発ダ。」を合言葉に名古屋初登場のfive snatch、SOAKを迎え、爆発ライヴは爆発的に行われた。(嘘)。

本当はdead winter forestのギター[ガイト君]の「自分の感情をストレートに伝える。聞く者の心に直接語りかける。音楽とは全てエモーショナルである。」を合言葉に地元dead winter forest 、岐阜のSTAB-4-REASON 、SCRATCH TOMORROW 、東京からCD発売を兼ねたfive snatch、 SOAKを迎えこの日のライヴはスタートした。

[ガイト君(dead winter forest) LIVE]

まず主催者のガイト君がギターのdead winter forest。ドラムは若手PUNKバンドでは最も凄腕ではないかと思われるNICE VIEWのドラムのタロウ君なのだが、このバンドはキャンパスロック(?)なのらしいのだが、割りとゆっくりしたテンポでまるで爽やかなギターバンドのような雰囲気のバンドにも関わらず彼のドラムは派手派手。圧巻のドラムである。フロントはベースが女の子でギター・ヴォーカル(彼はNAVELのヘルプのベースとしてたまにNAVELでライヴに出演している。)にガイト君がギターの4人組。目指しているとおり爽やかなバンドで曲も憶え易い感じだ。

続いてSTAB-4-REASONの登場。さすがの貫禄で充分な音圧、テクニックで迫力あるサウンドは見る者を飲み込んでしまう。今日のライヴは新曲も多く、新しい曲はよりパンキッシュな感じでいいノリがでている。これから、もっともっと良くなっていくだろう。客の反応は少しSTABだけ感じが違うのでいまいちの感もあったがライヴはかなり良かったのではないでしょうか。

次は岐阜のバンドSCRATCH TOMORROW。あまり名古屋でのライヴは少ないのだが、前回見た時よりかなり良くなっていた。純粋なPUNK ROCKスピリッツを感じさせる面とPOPなサウンドが重なり、一癖も二癖もある、面白いバンドになっていた。この場合の面白いは当然誉め言葉である。他のバンドがしている事と同じことをするのが当たり前で当然のようなバンドが多い気がするバンド達の中では、ROCKもPUNKも生まれないだろう。「あなた達が自分達のバンドが他のバンドと違うと思う特徴みたいなところはありますか。」と聞いた時に答えられないバンドや、首を傾げながら無いですね、というバンドは、今日出演しているバンドや普段HUCKに出演しているバンドと同じように、演奏することをライヴと言わなければいけないので出演はお断りしているつもりです。これからも。

[five snatch LIVE]

続いて今回レコ発のfive snatch。HUCKに来るのは初めてのバンドですが、今回のスプリットCDや前の音源を聞いていたので期待はしていた。メンバーに岐阜出身者がいる為今回の組み合わせとあいなった訳なのですが、なかなか期待どおりの良いライヴで、妙な臭さのないギターバンドといった感じがした。ポップではあるがエモーショナルな感じがして凄く良かった。

最後はSOAK。トリオのバンドでおとなしめなルックスとは裏腹に音は結構な厚みがあり、気持ち良い感じで期待どおり。切々と歌い上げるといった感じで、それでいて荒々しい感じもして。良いバンドだなと思いました。最初に触れた合い言葉は十分見ている人に伝わったのではないかな、と思える一日でした。


No.2

five snatchとSoakのレコ発を兼ねたこの日は、出演バンドも変化に富み、おもしろくなりそうな予感がしてました。

[dead winter forest LIVE]

まず、1バンドめのdead winter forest。

フロント3人とは対照的なDrのオーバーアクションはスゴイ。時折入るBaコーラスがいい味だしてて、VoのほのかなMCも印象的です。全体的にイマイチ、ノリきれてないかなとも思ったけど、これからに期待です。

[STAB-4-REASON LIVE]

そして、STAB-4-REASON。

さすがに活動が長いだけあって貫禄充分。客のノリとか関係なしにとにかく自分たちが、あれだけテンションの高いライヴをできるのはさすがです。個人的に、1年半ぶりのSTA4のライヴだったけど、前のときより格段によくなってました。

3バンドめはSCRATCH TOMORROW。

最近見る機会が多いんだけど、さらにFIFTEENっぽくなってきてて、イイ感じ。BaVoの上を向いてがなりあげる歌いかたもGOOD。1曲ごとに「これは何についての曲」ってゆう一言があって、さらに聞き入ってしまいました。なにかアツイものを感じさせてくれます。

そして東京からfive snatch。

[爆破兄弟 LIVE]

このバンドは結構前から知ってるんだけど、この1年くらいで音楽性がガラリと変わっていて、おどろきです。でもそれはイイ意味での変化であって、いろんなものを昇華している感じを受けました。ライヴも一言で言うとアツイです。"静"と"動"の音の洪水って感じで、とにかく「さすが」のひとことにつきます。

そしてトリをつとめる、東京のSoak。

ライヴ中は淡々とやっているようにみえて、実は、アツイものがひしひしと伝わってくる。Soakってゆうバンドの空間をみごとに作り上げてました。

ハックのスケジュールで、この日のコメントに「自分の感情をストレートに伝える。聞く者の心に直接語りかける。音楽とは全てエモーショナルである。」と載っていたけど、まさにそれを体感できた一日でした。

(HUCK FINN STAFF)

No.3

(1) dead winter forest:切なさ全開のポップチューン満載。特にサビでベースの女の子のハモリが入ると、もうやられてしまいます。あと、ドラムが見てて気持ちいい。かっこいいです。全体としてもう1歩って感じがするので今後に期待大。Sperchunk 、KnapSack 、Silverscooterあたりのファンは要チェック。

(2) STAB-4-REASON:さすがのステージングでした。すんごくタイトにまとまってるし。4人のメンバーから勢いがビリビリ伝わってくる。最近はダイヤモンド・ホール等の大きな所でやってるそうで、そういう場ではお客さんも大合唱だそうですが、小さな所でやると余りお客さんが来てくれないみたいです。すごく良いバンドなんでマメにチェックして小さなハコでのライヴにも是非足をはこんでみて下さい。

[SCRATCH TOMORROW LIVE]

(3) SCRATCH TOMORROW:大垣からのメロディックパンクバンド。前へ前へっていうポジティブな勢いのあるライヴだった。個人的にはSPROCKET WHEELの影響を感じた。

(4) FIVE SNATCH:轟音ギターバンドの4人組。静と動がはっきりしているバンドだった。激しいところは「BUG」あたりのDinosaur Jr.等を思い起こさせた。90年前半のSwenedriver等にも通じるのかな。

[SOK LIVE]

(5) SOAK:3ピースだった為FIVE SNATCHの後だと少しギターの迫力に欠け、ショボく感じた。しかし、ステージ上の3人の勢いは良かった。

総じて、どのバンドも自分達の好きな音をやっていて良かったと思う。

(匿名希望)

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